ブラジルでプロのサッカー選手を目指す。
1年半前に中学の卒業を待たずに14歳で海を渡った1人の若者。
少年
「どんな時でもボールと一緒にいたと思うし
ずっと好きだったし
僕の夢でもあるし
一言で言えば僕の全て
絶対に成し遂げてみたい
結果を出したい 」
母
「性格もわがままだし
自己中心的なところがたくさんあったので
そんな子が知らない国行って
暮らせるわけがないと思っているので・・・
女の子ばっかり追いかけてちゃんとサッカーやってるのか心配です。」
少年
「自分が悪いって言うか
感情のコントロールができないところがあって
自分はデキると思っていたところがあって
チームメイトを大切にできない
そういうところが直せないまま
ずっと色々なことが繋がって来ちゃって
クラブを辞めることになっちゃって 」
そんな時に今の監督との出会いがあってブラジルに・・・
監督
「来たときはすごく上手だった
いい選手だったし
でもボールもらえなかったら怒ったり、
良いプレーできなかったら良い気分じゃないとか
そこを教えるというか
見せようかなという感じではじまって・・・」
監督がブラジルにきて少年に最初にやらせたこと
それは、チームメイト全員のユニフォームの洗濯でした。
少年
「最初はやれって言われてた感じですけど、今は自分からどんどん
やっている感じですね。
前は自分からやろうと思う気持ちはあまりなかった
嫌なところあったんですけど、人がやっているところを見たりしたら
そういう人がいるから綺麗な服着られて
そういう事とか考えていったら
大変なこととかもやっていかないと
ダメなんじゃないかとなと思ってきたので
今は自分から進んでやっていくようにはしてます。 」
生活はサッカー三昧の日々
学校終わりに練習
夜はフットサルのプロに混じって練習
少年
「そういう環境が自分を成長させてくれる」
ブラジルに来て1年半、
夢を叶えるためには次のステップに歩む時期でもあります。
監督
「今年はどうするつもりなんだ?」
少年
「ブラジルに残るためにはプロテストに合格しないと」
監督
「準備はできてるの?簡単なことじゃないよ」
「どうしてそんなにプロのサッカー選手になりたいの?」
少年
・・・・
「僕の『夢』だから」
監督
「そのためには強くならなきゃね」
父
「心配はしてたけど、サッカーが上手くなっている。うんぬんではなくて、自分が悪かったことにちゃんと気づけて、変われていた。というだけでも、ブラジルに行かせてあげて良かったです。」
プロのサッカー選手を本気で目指し、
サッカー三昧な日々。自分の『夢』を叶えるために
懸命に自分磨きを楽しんでいる姿が印象的でした。
厳しさのある居場所と愛情を持って支えてくれている人たちがいる
環境こそ、人が育つために大切なことだと改めて感じさせられました。
いつかの試合の帰りの車で、疲れきって神様になったしょうえい。
一日中頑張っていました!笑